公明党松戸市議会議員
あしだ 満春

5.3憲法記念日 デモクラシーを考察

2026.05.02

およそ100年前の1925年。
当時は大正デモクラシー。民主化が最高潮に達したといわれたそうです。

その代表的な成果が普通選挙法の制定。
それまで一定額を納税した男子にのみ選挙権が認められていましたが、この年の普通選挙法の制定によって納税を要件とせず、25歳以上全ての男子に選挙権が認められたのです。

もっとも女性の選挙権が認められるのはこの先20年後になりますが...
それでも1925年のこの出来事は民主化を目指す国民にとって大変画期的なものだったのです。

しかし...
実はこの普通選挙法が制定されたのと同時に、もうひとつ後に大きな影響を与える法が制定されていたのです。

それが、治安維持法です。

始めは対象範囲が極めて小さかったようですが、徐々に徐々に対象範囲を拡大。やがては戦中に言論、出版、集会といった自由な社会活動を萎縮させた暗い時代となったのです。
大正デモクラシーからほんのわずか、民主化とは正反対の世相になったのです。

そのような過去の反省から、日本国憲法21条に表現の自由を保障した条文がおかれています。

  1.  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

  2.  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

現在の与党は日本の国旗を損壊した場合に罪することができないかプロジェクトチームで話し合われています。
憲法21条に明確に表現の自由が規定されているにも関わらずです。

さらには与党の一部からも憲法改正について言及がなされています。

私としてはプライバシー権など制定当時にはなかった新しい権利などを盛り込むことについて是としますが、普遍的な価値観である基本的人権を狭めるような改正であれば否です。

今日5月3日は憲法記念日。
国家権力の不当な介入から国民の人権、暮らし、生命を守るための最後の砦であることの重みを噛みしめたいと思います。