公明党松戸市議会議員
あしだ 満春

議員定数削減について

2025.10.20

自民党と日本維新の会の連立協議が進められているようです。

そこに盛り込まれた議員定数削減案について地方議員の立場からみて、どういうことになるのか考察してみたいと思います。

まず大前提として国と地方は上下関係ではなく対等であるということ。
地方自治の本旨による「団体自治の原則」がそれにあたります。

そしてもうひとつが地域のことは地域で決めるということ。
地方自治の本旨による「住民自治の原則」がそれにあたります。

なので地方議会って身近にあるから、民主主義の学校などと呼ぶこともあります。
地方議会で民主主義とはなにかを学ぶということですね。

ということで今回は、民主主義の学校としての松戸市をモデルに、私なりの見立てをつづっていきたいと思います。

実際に松戸市議会で私が行っていることは、住民の声を聴いて制度的な問題があれば、行政にその課題を提示すること。
だからちょっとリベラルに近い発想ともいえます。
一方で地域全体の課題にも取り組みますし、都市開発にも取り組みます。
これって穏健保守的な発想です。なので、私たちは中道というべき立場といえます。

この方向性を決めるために議会で取り上げ行政と意思を共有し政治を前に進めるのが議員のひとつの仕事であると私は考えます。

当然、市民の声も様々です。
まったく違う考えの議員にその声を届けても当然議会でも取り上げられることはないですよね。

では、もし松戸市の議員定数44議席。
この議席数は適正なのかそれとも不適なのか。

50万人都市なので、ざくり1万人に1人の割合です。
ちなみに2022年11月市議選の私の得票数は2065票です。

仮に定数削減したとして私自身が今まで以上に多くの方と接すれば、声を聴くことはできると思います。

ただ必ずしも私の目指す社会と意見が一致しない声があるのも事実です。
するとその方は私ではない別の方に声を届けなければなりませんよね。

その意見は、主義主張は違えど当然尊重されてしかるべきです。
ですから私たちとは違う塊になって、ぶつかり、議論することでより洗練された政策になると考えられます。

議員定数削減は本当に万能薬なのでしょうか。
より民意を反映させる制度を確立させたうえでの削減なら理解はできます。

民主主義って多様な意見が交わり一方的でないものにするための制度です。
人数が少ない方が決定までの時間が早いなどというひともいるようですが、それは専制主義であって民主主義ではありません。

ということで...
議員定数を1丁目1番地にするのは少し違和感を感じます。

もっとも働かない議員がいたり不正を働く議員がいるのであればそれはそれで問題です。
しかるべき対応をすべきです。

民主主義の根幹をなす選挙制度。
単純な大選挙区制をとっている基礎自治体(松戸市)で考えたらさほど合理的なものを感じません。

ましてや今回のことことは国家の形を決める制度。
乱暴な決め方で後で禍根を残さないようになることを願います。