公明党松戸市議会議員
あしだ 満春

松戸市の保育利用時間の基準について

2025.12.04

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令和7年12月議会では、まず保育利用時間の基準について質問しました。

松戸市は、共働き子育てしやすい街ランキングで常に上位を得ており、子育て支援施策については全国から注目されています。

例えば「こども誰でも通園制度」を全国に先駆けて実施してきたのが松戸市なんです。
当時の岸田文雄元首相が2023年、2024年と、2度も視察にくるほどでした。

そんな松戸市だからこそ、全国に先駆けて検討していきたいと思うことを質問にしました。
それは保育利用時間の制度である「保育標準時間」と「保育短時間」についてです。

制度の概要は、原則、共働き世帯でフルタイムで働く世帯には1日最大11時間の保育利用時間が認められ、その一方で、パートタイムで働く世帯には8時間の保育利用時間が認められるものです。

最近、私のもとにこの制度について、さいたま市に住む友人から次のようなご意見をいただきました。

友人の一例

共働き世帯、ママさんはもともとフルタイムで働いていたので、保育標準時間の利用時間が認められていました。

そこに、新たにお子さんを出産。
育休休暇を取得しています。

保育時間はというと、それまでの保育標準時間から保育短時間に変更となりました。

そもそもこのご家庭、パパさんとママさんそれぞれ役割分担をしたそうです。
上のお兄ちゃんを朝、保育園に預ける役割はパパさんです。

職場まで車通勤。
通勤途中に保育園に預けるのですが、仕事の開始時刻8:50に間に合うためには、保育園に8時に行かないと間に合いません。

この園では、保育短時間は朝8:30から夕方16:30に設定しているようです。
園からは保育短時間なので「原則8:30からでないと預かれないんですよ」とやんわり言われたそうです。

たしかにママさんは育休休暇を取得し、就労そのものはしていません。
ただ、そもそも育休休暇を取得しているのは、生まれたばかりの赤ちゃんを育てるために取得しているのであって、
決してサボっているわけではないというのが、パパさんからの言い分でした。

つまり【こどもを育てる】ということと【就労する】ということ。
この2つを天秤にかけて、保育時間に差がでるのは、こどもを育てるということよりも、就労することのほうが社会にとって必要性が高いという、メッセージとして受け止めてしまうようです。

実はこの話し、さいたま市に住む友人からだけではなく、別の市に住む友人からも同様の意見がありました。

この制度について私としても国に問合せをしましたが、利用時間について一律に規定しているものではなくそれぞれの自治体の裁量に委ねられているとのことでした。

そこで松戸市にも、このような意見が届いているのか?
また他市からも注目される松戸市の考えを質問しました。

松戸市の回答は?

やはり、松戸市にも同様の声が届くことがあるそうですが、
現状としては松戸市も保育短時間としているとのことでした。

ただし、相談された際にはその都度、家庭の状況を丁寧に確認しながら対応しているようです。

例えば、育児休業中の保護者が疾病を抱えた場合や、ほかの家族の介護を行っている場合など、必要に応じて保育を必要とする事由を「疾病要件」や、「介護要件」に変更して、保育の必要量を「保育標準時間」としているとのことでした。

公平感ある制度へ

松戸市としては、それぞれのご家庭の事情に寄り添った対応をしていることはわかりました。

今回の質問は先ず課題意識を共有することからのスタートです。
自治体の裁量に委ねられているのも少し不思議に感じるところです。
全国的に、利用する全ての方たちに公平感がある制度になるといいですね。