公明党松戸市議会議員
あしだ 満春

憲法が要請する選挙の原則

2025.10.22

民主主義。
日本の国民1億人が全員で話し合えばいちばんいいのですがそれは不可能です。

だから正当に選挙された代表による議会制民主主義が存在します。

だから選挙は民主主義の根幹をなすのです。
そして選挙の原則として5つの原則というのがあります。

それがこれです↓

内容

反対概念

普通選挙

身分、財産などを要件としない

制限選挙

平等選挙

選挙権の価値が平等とされる

等級選挙

秘密選挙

投票内容を知られない

公開選挙

直接選挙

候補者に直接投票する

間接選挙

自由選挙

投票義務を課されない

強制選挙

この5つは日本国憲法に由来する原則です。

でもそもそも国政選挙って衆参それぞれ違うし、わかりづらいですよね。
頭のいい政治学者が考えに考えてつくった制度なのだと思います。

でもです。
このわかりづらさが少なくとも私にとっては思考を停止させる要因のひとつです。

いっそ小選挙区制、大選挙区制(中選挙区制)といったわかりやすい選挙制度で私の頭を整理したいと思います。

小選挙区制は、1つの選挙区から1人の議員を選出する方法です。
落選した候補に投じられた票(死票)が多い選挙制度です。

大選挙区制や中選挙区制は、1つの選挙区から2人以上の議員を選出する方法です。
死票が少なく、多様な民意が反映される一方で小党乱立で政局が不安定になりやすいといわれています。

かつて日本でも二大政党制を目指し政治に緊張感を与えることからそれまでの大選挙区制度を小選挙区制度に変えた歴史があります。
(もっとも民意の集約としての小選挙区、民意の反映のための比例区ですが...)

でも結局日本では二大政党制を求める方はどの程度いるのでしょうか?
以前のようにさほど熱を帯びているとは感じません。
むしろ多党化を是とするような雰囲気に見えます。

だから果たして二大政党制を目指したままの小選挙区制度でいいのか?
そのことこそ議論を加速させていただきたいと思います。

その先に多様な意見を反映させるため政党間の議論のなかで緊張感を持ち、より民意を反映させるべきと私は考えます。

と、ここまで選挙制度について考えてみました。
制度によって国の進む方向は間違いなく変ります。
ですから、民意を反映させるべき選挙制度の議論はもっと加速させるべきと私は考えます。

では?
日本維新の会がいう定数削減ってどのように捉えればいいのでしょうか?
最初にみた憲法が要請する5つの原則の、どの原則にも当てはまりません。

むしろ報道にあるような比例定数のみ削減となると「平等選挙の原則」に抵触しかねないのでは?と思えるほどです。

やはり党利党略でない、憲法の理念に沿った選挙制度を議論していただくことをいち国民として望みます。

合理的な理由がないまま精神論だけで、決して民主主義を後退させぬようにお願いします。